こんにちは。

寒い日が続いていますね。
こんな寒い日は、暖房をガンガン付けているのに
なぜが暖かいと感じない・・なんて事はありませんか?

これは、「体感温度」がそうさせるのです。
「空気の温度」が20度でも、人が寒い・暑いと感じるのは
体感温度次第です。

実は体感温度を求める、計算式というものが存在します!

★体感温度=(平均輻射温度+空気温度)÷2★

なんのこっちゃですよね。
難しいから読むの止めよ。と思う方ももう少しだけお付き合いください。

平均輻射温度とは、壁や床の表面の平均温度です。
例えば壁や床の表面温度が10度、空気の温度が20度の場合を
式に当てはめてみましょう。

体感温度=(10度+20度)÷2
    =30度÷2
    =15度

暖房で20度まで空気を暖めても、実際の体感温度は15度にしか感じていないのです。
体感温度を20度にまで上げるには、空気温度(暖房の設定)を30度まで上げないといけません。
それでは光熱費がかさみ過ぎるし、乾燥も大変なことになります。

そこで大切なのが、高気密高断熱や、高性能の窓。
壁や床から外の冷気が伝わってしまうと、壁や床の表面温度も冷たくなってしまうわけです。
窓なんて、特に性能の悪いものは熱を通しやすいです。

このメカニズム知っているだけで、快適さや光熱費に違いが出てくるのは当然です。
家づくりを検討中の方は、
計算式は忘れてもらって構いませんが、
壁や床の温度が体感温度に関係することを是非覚えていて欲しいです。